今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
東京 杉並区役所庁舎に植えているキュウリ50本盗まれる
東京・杉並区役所が「緑のカーテン」として庁舎の壁際に植えているキュウリのうち、およそ50本が盗まれました。
杉並区役所によると、22日午後1時半ごろ、杉並区阿佐谷南の区役所本庁舎の壁際に植えたキュウリのうち、実っていたおよそ50本が何者かに盗まれました。
近くにいた人が、キュウリを抱えて持ち去る男女4人を目撃していたということです。
盗まれたキュウリは、23日に近所の保育園児が収穫する予定のもので、杉並区役所は、「これだけ大量の盗難は初めて」として、警視庁に被害届を出すか検討しています。
<6月23日6時47分配信 フジテレビより>
植えられていたキュウリが盗まれた、というのは被害金額的にも大したニュースではないと感じる人も多いでしょう。
同様に、店で少額の商品を万引きする行為も大した犯罪ではないと考える人がいます。
店側に盗んだことを追及されると、お金を払えばいいのだろうと開き直る人もいると言います。
人の物を盗む万引きという行為が犯罪だという認識が薄いのでしょう。
人の家の扉やガラスを割って侵入し、金品を盗む犯罪とは全く違う、犯罪のレベルが違うと思っているかのようです。
しかし、どちらも窃盗という犯罪です。
1回辺りの被害金額は関係ありません。
大勢の人が1つの店舗で万引き行為を行えば、トータルの被害金額は相当なものになります。
万引きによる被害が、店の経営に深刻なダメージを与えているところもあると言われています。
店側にしてみれば、その商品を仕入れて盗まれたら、仕入先への支払い、つまり売上0で仕入のみ発生することになります。
万引きによる損失がどんどん利益率を悪化させることになります。
これをなくす、減らすことは店側にとって非常に重要な問題です。
その為に費用をかけて多くの店が防犯対策を行っています。
万引き防止器をつけたり、防犯カメラで映像を記録したりなどです。
この費用分、万引き被害を減らすことができれば対策として成功したことになります。
逆に費用をかけたのに、万引き被害が減らないということは対策として問題があるということです。
これは現場によって異なりますからその見極め、提案方法などが重要です。
万引き防止システム
投稿者: スタッフ (2010年6月24日 18:40)