今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
奈良 市立小学校 過去5年間で5件の個人情報盗難、紛失
大和市教育委員会は5日、市立小学校の女性教員(45)が担任児童の個人情報などが入ったICレコーダー、デジタルカメラなどを自宅から盗まれた、と発表しました。
市教委によると、盗まれたのは、児童の合唱などを記録したICレコーダー、児童の写真などのデータがはいっているデジタルカメラ、学級緊急連絡網や面談用のアンケート用紙、学校出入り用の鍵、財布などで、4日未明、自宅でバッグごと盗まれたという。
市教委は、児童の個人情報の校外への持ち出しを禁止していましたが、女性教員は「ICレコーダーとデジタルカメラは、知人のスピーチを録音などするために、アンケートは面談に備えて持ち出した」と話しているという。
大和市立の学校では6月にも、小学校の女性教員(51)が児童の個人情報が記入されたUSBメモリーなどの入ったリュックサックを自宅から盗まれるなど、過去5年間で今回を含め計5件の個人情報の盗難、紛失が発生しています。
<7月5日19時45分配信 カナロコより>
今回の被害金額をお金に換算しても大した金額にはならないでしょう。
しかし、盗まれた個人情報が流出したら大変なことになる可能性があります。
訳のわからないセールスやダイレクトメールが家に届くようになるかもしれません。
泥棒が悪用し、侵入のターゲットになる恐れもあります。
児童の写真データなども盗まれたということですから、最悪のケースだと誘拐等の犯罪に悪用される恐れも・・・。
何事も起こらない可能性はあります。
しかし、この盗まれた小学校に対する評判や信用は地に落ちるでしょう。
校外への持ち出しは禁止していたようですが、結果的には懸念した通り盗まれてしまいました。
さらに5年間で5件も個人情報の盗難や紛失事件が発生しているということですから、子供を預けている親御さんは相当不信感を持っているかもしれません。
どんな管理をしているのだ、子供は安全なのか?
そう思われても仕方がないかもしれません。
信用や信頼という目に見えないものは築き上げるのは大変なものです。
時間も労力もかかりますが、失うのは一瞬です。
市立だからよかったものの、私立だったら受験者などにも影響を及ぼす可能性もあります。
そのような万が一の被害に対する備えとして防犯対策が必要なのです。
学校・教育施設の防犯対策
パソコン持ち出し検知システム(個人情報流出に備えて)
投稿者: スタッフ (2010年7月 7日 18:28)