今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
火災、放火の対策は充分ですか?
「火災」、「放火」というキーワードでニュースを検索すると、なんと多くの事件がヒットします。
こんなに多くの火災事件が発生していることに驚くでしょう。
もちろん、自然発生した火災やちょっとした失火という事件もありますが、多くは建物の放火です。
目的は様々です。
恨みによる放火、親の気を引く為の放火、ストーカーによる放火、泥棒に入った先での腹いせ・証拠隠滅目的の放火、スリルや病的な興奮目的の放火などです。
いずれも火をつけようとする者を犯行前に捕まえるのは至難の業です。
しかし、犯行を最小限にとどめる為に、火災を検知するセンサーやけむり感知器の設置する対策、事後犯人逮捕につながる為の防犯カメラ設置などの対策というのを行うことは可能です。
また、その場では犯行を起こしにくいと犯人に思わせるような環境造り(住民同士の積極的な声掛けや不審者が塀などに隠れて犯行を行えないようにすること)も、防犯対策としては非常に効果的です。
泥棒などの侵入者対策も事前の防犯対策が重要と言われています。
対策を行っておくことで、犯人側(泥棒)の犯行対象(ターゲット)から外れるという効果を期待してのものです。
火災と泥棒の大きな違いは、人命を危険にするかということがあります。
泥棒被害で命を落とすことはまれです。
もちろん、泥棒と家の中で出くわして、凶器で傷つけられるという可能性や、最初から強盗目的で凶器をつきつける泥棒もいます。
しかし、多くが窃盗目的の泥棒です。
無人の建物を狙い、金品を盗んで逃げる、という手口です。
火災は違います。
すぐに消火できなければ、別の建物も巻き込んで燃え広がる可能性があります。
大勢の人が命を落とす危険性があります。
また、人命に被害はなくとも建物が全焼・半焼ということになれば、被害は甚大です。
それだけ火災への対策が重要ということです。
守りたいものは何ですか? 火から守る
火災・放火対策
投稿者: スタッフ (2010年7月23日 09:25)