今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
高級住宅街で空き巣243件
京都・奈良・大阪など2府3県の高級住宅街で空き巣243件を繰り返した住所不定、無職の男(55)が逮捕されました。
被害総額は4億2500万円にも上るようです。
今年1月29日午後1時45分ごろ、京都府宇治市の民家の窓ガラスを割って侵入、指輪など約20点(70万円相当)を盗んだとして逮捕、起訴されました。
その後の調べで、昨年3月から今年の2月にかけて、奈良県生駒市や奈良市などの高級住宅街ばかりを狙い空き巣を繰り返したことが判明しました。
今年1月には、奈良市の民家から、現金約2000万円と指輪など貴金属26点約1100万円相当を盗んでいたことも分かりました。
空き巣の手口は、インターホンを鳴らし不在だった民家の窓ガラスを割って侵入するというもの。
盗んだ指輪などは質屋で換金し、遊興費に充てていたようです。
侵入の手口としては、インターホンを鳴らして不在を確認し、窓ガラスを割って侵入するという最もオーソドックスなものです。
高級住宅街に狙いをつけているのも、高級住宅街=お金持ちという分かりやすい図式に基づいてでしょうか。
又、午後1時45分ごろの侵入というのも昼間の不在時を狙った昔からの犯行といえます。
最近は、外国人による過激な窃盗団や夜間有人の住宅を狙う強盗など派手な侵入手口が目立ちますが、今回のようなベタな手口で密かに稼いでいる泥棒(4億円!)がまだまだいるということです。
セキュリティシステムやカメラシステム設置による侵入への抑止効果、扉や窓ガラス強化による侵入への時間稼ぎ対策などが非常に有効な防犯対策となります。
投稿者: スタッフ (2007年5月21日 18:54)