今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
引っ越しのあいさつと偽り強盗 容疑の20代男逮捕
東京都中野区では引っ越しあいさつを装った強盗事件が多発していたようで、犯人が逮捕されました。
"東京都中野区で引っ越しのあいさつを装った強盗事件が相次ぎ、うち1件に関与したとして、警視庁中野署が強盗容疑で、20代の男を逮捕していたことが13日、捜査関係者への取材で分かった。男は「犯行で得た金は使い切った。申し訳ないことをした」などと供述。仲間の存在について黙秘しているというが、現場の状況などから、同署は他に男2人が犯行にかかわったとみて捜査している。
同署の調べによると、男は3日夜、中野区本町のアパートに住む20代の女性会社員宅を訪れ、「引っ越しのあいさつに来ました」などと言って玄関を開けさせて室内に押し入り、女性の手足を粘着テープで縛って目隠しし、現金1万円やキャッシュカードを奪った疑いが持たれている。
男らは女性に「殺すぞ」などと脅してキャッシュカードの暗証番号を聞き出したといい、事件後には銀行口座から現金約10万円が引き出されていた。20代の男は事件の数日後、新宿署に出頭。中野署は、男を含めた計3人のグループの犯行とみており、容疑が裏付けられた別の男1人についても逮捕状を取って行方を追っている。
中野区内では今月11日にも、3日の現場から約1キロ離れたマンションで、20代の女性が同じ手口で現金約8千円とキャッシュカードが奪われる事件が発生。同署は逃げている2人組による犯行の可能性があるとして捜査している。"
【10月14日産経新聞より抜粋】
引っ越しの際、隣近所へあいさつをするのはよくある事ですし、もしも自分の家に「引っ越しのあいさつに伺いました」と訪ねてこられれば、ほとんどの方はドアを開けてしまうのではないでしょうか。
物件情報をチェックしたり、現場を下見をしていれば、単身者の多い集合住宅というのは分かるでしょうし、どのような人物が住んでいるかも把握する事ができると思います。
特に女性の一人暮らしは狙われやすくなっています。
日頃から狙われないような対策を心がけましょう。
* 洗濯物は男性用の下着も一緒に干す。又は外から見えるところには干さない。
* 玄関には男性用の靴を常に置いておく。
* カーテンはできる限り地味目で厚手のものを使用し、外部から覗かれないようにする。一見して女性とイメージされる色・柄は避ける。
* 郵便物の盗難ができないように注意する。郵便受けは鍵があること、又手を差し入れられないようにすることが大切です。
* 受け取った郵便物は細かく切ってゴミに出す。個人情報が外部に漏れないようにする。
* アンケートなど相手や目的が特定されないものには個人情報を記入しない。インターネットのアンケートや懸賞サイトなども注意する。
* コンビニエンスストアなどでお弁当などを買う場合でも、できる限り一人分ということがわかりにくいようにする。(後をつけられて住まいを特定されストーカー被害に遭うのを避ける)
* 留守番電話の声にも注意し、「若い女性」というイメージ・内容にしない。
* ナンバーディスプレイのサービスに加入し、電話番号を確認してから電話に出る。見知らぬ電話番号や非通知の電話には出ない。
* いたずら電話に対しては毅然とした態度で意思表示する。おどおどした態度を見せない。
投稿者: スタッフ (2010年10月14日 11:01)