今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ひったくりワースト1をついに返上 大阪府の取り組み
日本一ひったくりが多い町と言われた大阪府が、34年連続のワーストをついに返上しました。
"2009年まで34年連続で全国最多だった大阪府内のひったくり発生件数が、昨年1年間で前年比32.6%減の2136件となり、千葉県を52件下回ったことが13日、府警への取材で分かった。
車上狙いなどを含めた街頭犯罪全体の発生件数も7万9864件で、10年連続のワーストワンを返上した。
府警は「自治体と連携し、防犯カメラを増設するなどの対策が効果を上げた」としている。
府警によると、府内のひったくり発生件数は、1万973件だった2000年をピークに減少。09年には3168件まで減ったが、2位の神奈川県を696 件上回り、依然として全国最多だった。しかし10年に入って2位との差が大幅に縮まり、同年8月末までの年途中累計で千葉県を4件下回り、1999年1月以来の暫定2位になっていた。
車上狙いや自転車盗を含む街頭犯罪8手口でも前年比15.5%減の7万9864件で、東京都を2555件下回って11年ぶりにワーストワンを返上。府の目標だった11年末より1年早く返上を実現した。"
【時事通信 1月14日より抜粋】
ひったくりだけでなく、車上狙いや自転車等等の街頭犯罪の一部でも、ワーストワンを返上したとの事ですから、官民合同での取り組みが実を結んだといえるでしょう。
しかし、大阪府警はこの結果に手放しで喜んでいるわけではなく、府警犯罪対策室は「8手口のうち路上強盗など4手口は依然
ワーストワンで、街頭犯罪が高水準であることに変わりはない。あくまでも通過点で、今後も総力を挙げて対策を進める」とのコメントを発表しています。
一体どのようにして件数を減らしていったのかというと、府民への啓発はもちろんのこと、犯罪常習者を徹底的にマークして摘発していったようです。
また、大阪府もこの事態を食い止めるべく、各地での防犯カメラ設置推進や、民間の方によるパトロール活動など、地道な活動が実を結ぶ結果となったのです。
ひったくりに代表される街頭犯罪は、いつどこで被害に遭ってしまうかわかりません。
日頃から狙われる事のないよう意識して、自分でできる防犯対策を取っていきましょう。
投稿者: スタッフ (2011年1月17日 19:14)