今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
人の好意に付け込む新手の車上荒らし相次ぐ
北海道・函館市で人の好意に付け込んだ車上荒らしが相次いで発生しているようです。
一体どういった方法なのかというと、
"タクシーの運転手が何者かに声をかけられ、外へ出ると、そのすきにタクシーに忍び寄る2人組。
そして、運転席のドアが何者かの手で開けられ、車内灯が点灯。
その後、運転手が車に戻ると、売上金を入れたバッグが盗まれていた。
これは、タクシーの車上荒らしの一部始終をとらえたもの。
北海道・函館市では、1月22日から2月6日までの15日間で、タクシーを狙った新手の車上狙いが17件発生している。
公衆電話や非通知で配車注文を受けたタクシーが現場に着くと、客とおぼしき人物が運転手を車の外に誘い出すというもの。"
【2月8日 FNNニュースより抜粋】
というように、タクシーを呼びだし「介抱の必要な者がいるので手を貸して欲しい」と声をかけ、運転手が車を離れた隙に、何者かが売上金を盗み出すという手口のようで、被害総額はこれまでに約9万5,000円にのぼっているようです。
被害に遭ったタクシーの運転手は「『運転手さん、2階にもう1人いるんだけど、体格がいい人がいて1人では下ろせないので、手伝ってくれないか』と声をかけられた」という事で、人の好意に付け込んだ手口である事がわかります。
この他にも以前より、
・異音を聞かせて車から離れさせた隙に車を盗む
・見張り役などの役割を決めて停車中のタクシーから売上金を盗む
・「ごっつん盗」でベンツを盗む
等の手口を紹介しましたが、共通して言える事は「短時間でもカギを抜き、ドアの施錠を徹底する」という事です。
投稿者: スタッフ (2011年2月 9日 10:47)