今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
宿泊客のクレジットカード抜き取り買い物...使用後はそっと戻す 博多
"福岡県警博多署は9日、元ホテル従業員の男性容疑者を住居侵入、窃盗容疑で逮捕したと発表した。
この容疑者は、福岡市博多区のビジネスホテルで、昨年8月下旬から9月上旬に宿泊していた東京都八王子市の会社員男性(21)の客室に忍び込み、クレジットカード計3枚を盗んだ疑いがもたれている。
合鍵を使っていたとみられ、使用後に財布に戻したり、別の盗んだカードを入れたりしていたという。男性のカードは岡山県などで高級バッグの購入や飲食に使われていたという。"
【読売新聞 2月9日より抜粋】
ホテルの従業員が合鍵を使って客室に侵入し、宿泊客の財布などからクレジットカードを盗むという、あってはならない事件が起こりました。
被害者のカード使用被害だけでなく、ホテルにとっては今まで築き上げてきた信用を失う重大な事件です。
ホテルのように昼夜問わず解放されている施設に関しては、防犯カメラによる自動録画などにより犯罪が発生しにくい環境を作ると共に、備品在庫や現金の管理を厳格に実施し、従業員への教育の徹底も併行して実施する必要があります。
また、今回の事件のように、元従業員や関係者が合鍵を使用して不正に侵入、事件を起こすという場合もあります。
辞めて後にも使用できるような鍵ではなく、カードやテンキーなどでの入退出管理を実施し、従業員が退社したのちすぐに登録を変更する、金庫の鍵の保管場所や暗証番号を変更するなどセキュリティを強化することが大切です。
いま一度従業員教育を行うとともに、マネジメント管理のしっかりしている所だと認識させ、出来心による犯罪を起こさせない対策も必要です。
投稿者: スタッフ (2011年2月10日 09:41)