今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
福島 震災で釈放されたコンビニ盗、またコンビニ侵入
"東日本大震災の後、福島地検が福島県内の警察署で勾留していた容疑者31を処分保留で釈放した問題で、このうちの1人が釈放後に建造物侵入容疑で逮捕されていたことが福島県警への取材でわかった。
逮捕されたのは、無職の女性容疑者(38)。福島署によると、この容疑者は2日午後4時頃、同市内のコンビニエンスストアの事務室に侵入、経営者に見つかり建造物侵入容疑で現行犯逮捕された。"
【4月5日 読売新聞より抜粋】
大震災の影響は、こういったところにもあらわれています。
福島地検は東日本大震災後、事情聴取と充分な裏付け捜査ができないとして、当時31人いた容疑者を釈放していました。
その報道を見て、「釈放された人が犯罪を起こしたらどうするのか」と気になっていましたが、やはり再犯者が出てしまいました。
この容疑者は、震災前の3月10日、福島市内のコンビニで店員の財布を盗んだとして窃盗容疑で逮捕されていましたが、震災後の14日に福島地検が処分保留で釈放していたとの事です。
確かに震災後の街の状態では、裏付け捜査も大変でしょう。
しかしそのような状況でも犯罪を起こしたとみられる容疑者らを釈放してしまうのは、あまりにもリスクが高すぎます。
容疑者らの釈放について福島地検が「容疑者の身の安全が求められていた」と説明している事について、福島県警の幹部は「釈放する必要があったかどうか疑問」とコメントしているようです。
店舗に防犯対策を行っていても、裏口が手薄になってしまっている店舗もあるかもしれません。
今回の事件は事務所に人がいたからよかったものの、誰もいなくて侵入に気づかない事も考えられます。
店舗だけでなく、裏口・事務所への防犯対策も重要です。
投稿者: スタッフ (2011年4月 5日 16:28)