今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
世界遺産 サグラダ・ファミリアで火災 スペイン
"世界的な建築家、ガウディの代表作で、スペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリア教会で、19日、調度品の一部が焼ける火事があり、観光客らおよそ1,500人が避難する騒ぎとなりました。
スペイン東部のバルセロナにあるサグラダ・ファミリア教会で、19日、教会内にある部屋の1つから火が出て、この部屋に保管してあった司祭の礼拝用の衣装やいすなどの調度品が焼けました。火はまもなく消し止められ、建物そのものへの被害はありませんでしたが、地元の警察によりますと、4人が煙を吸って手当てを受けたほか、観光客らおよそ1,500人が一時避難したということです。地元の警察では、目撃者の証言から、ライターを持った50代の男が火元の部屋に入って放火した疑いが強まったとして、この男の身柄を拘束して詳しく調べているということです。"
【4月20日 NHKより抜粋】
サグラダ・ファミリア教会は世界的な建築家・ガウディの代表作で、ユネスコの世界遺産にも登録されているスペインきっての観光名所です。着工から約130年経った現在でも建設作業が続けられています。最近では建設作業に携わっている日本の彫刻家がTVCMに出演していた事も記憶に新しいですね。
また、報道によりますと放火の疑いもあるとして容疑者が捕まっているようです。
このような教会で火災が発生してしまった事は非常に残念でなりません。
多くの人が訪れる場所ですが、何か対策は行っていなかったのでしょうか。
警備員が配備されているようですが、年間に200万人以上も訪れるような場所では、人の目だけで警備をする事は不可能に近いでしょう。
今回は建物本体への延焼はなかったようですが、今後もこういった事件が起こらないとも限りません。
被害に遭ってしまえば建物に刻まれてきた歴史が失われてしまい、以前と全く同じ状態に戻すのは非常に難しい事です。
日本においても過去に文化財が火禍に見舞われる事件は何度も発生しています。
そういった事にならない為にも、大切な文化財には放火対策が重要です。
投稿者: スタッフ (2011年4月20日 09:54)