今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
鳥取 コンビニ強盗の瞬間を防犯カメラが捉える
"21日午前3時過ぎ、鳥取県内のコンビニエンスストア。店内をうろついていた男がレジの前に立ち、懐に入れた手を出します。その直後、カウンターに押し入り、店員がレジから出した現金およそ9万円を奪って、そのまま逃走していきました。
男は包丁のようなものを突きつけて「金を出せ」と言って脅したということで、警察が行方を追っています。"
【 4月21日 TBS系(JNN)ニュースより】
警察庁の統計資料によりますと、平成21年度の商店における侵入強盗事件の件数は1,198件。
そのうちコンビニ強盗件数は897件で、実に全体の約75%を占めています。
このニュースを見ましたが、黒づくめの服装に黒いキャップ、サングラス姿の怪しい男がコンビニに入り、レジから現金を奪い去る姿が克明に記録されていました。
あれだけしっかり映っていれば、犯人の検挙までそう時間はかからないのではないでしょうか。
また、同じ日に「過去3年間唯一、コンビニ強盗ゼロの件は鳥取県」という記事が出ていただけに、非常に残念な事件です。
なぜ鳥取県がコンビニ強盗ゼロ件だったのか。朝日新聞の「パトカーショッピング」が一助を担っているのでは、と報道していました。記事を一部抜粋してみます。
"コンビニ強盗抑止の一助と考えられるのは「パトカーショッピング」だ。県警ではパトカーでコンビニに立ち寄り、日用品を買うのが認められている。「制服姿で買い物していいの?」と県民から声が寄せられた際、「防犯活動強化のため」と説明している。
パトカーによる買い物は各府県で対応が異なり、大阪府警は「市民の目もあり、推奨していない」。一方、京都府警や兵庫県警は推奨する。鳥取県警は「制服姿の警察官が出入りする機会を増やすことで、事件を起こそうとする人も考え直す」と意義を強調する。 "
【 4月21日 朝日新聞より抜粋】
なるほど確かに、警察官が制服のままでスーパーやコンビニに立ち寄ると、「何か事件があったのかな」「巡回しているのかな」と思うでしょうし、実際に強盗を起こそうとしている者にとっては大きな脅威として目に映ることでしょう。
最近は東日本大震災の募金箱を設置している店舗も多く、そういった善意のお金を狙った強盗も頻発しています。
コンビニだけでなく、募金箱を置いている店舗も同様に狙われる可能性があります。
特に中身の見える募金箱を置いている際には、こまめに中のお金を別の場所に移して、多くのお金が集まっている状況を見せないようにするのもひとつの方法です。
投稿者: スタッフ (2011年4月22日 09:37)