今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
警備会社が強盗被害? 被害額は数千万
警備会社が強盗被害?という、わたしたちにとっては嬉しくない事件が発生しました。
"12日午前3時半ごろ、東京・立川市柴崎町のマンション1階にある警備会社の立川営業所に2人組の男が押し入り、30代の社員の男性を殴ったり刃物で切りつけたりして「金を出せ」と言って脅し、現金を奪って逃げました。
警視庁によりますと、社員は腕などを切られ、病院で手当てを受けていて、奪われた現金は数千万円に上るとみられています。
警視庁は、被害額の確認を進めるとともに強盗傷害事件として逃げた2人組の行方を捜査しています。"
【5月12日 NHKニュースより抜粋】
報道によりますと、社員の男性はソファで仮眠を取っていたところを襲われたようです。
ドア等に施錠はしていなかったのでしょうか。
犯人がどのようにして押し入ったのか分かりませんが、もしかすると窓ガラスを破ったりドアを破壊して侵入したのかもしれません。
また、犯人の様子(年齢や人数、身長等)も大体分かっているようですが、こういった時に防犯カメラを取りつけていると、犯人の背格好だけでなく、服装や髪形等の他に、立ち居振る舞いで利き手や歩き方等の身体的特徴も掴む事ができます。
また、この警備会社は、3年前の12月に東京・杉並区で路上に止めた現金輸送車から現金およそ6,900万円を盗まれる被害に遭っています。
恐らく、犯人らも現金輸送を請け負っている警備会社だと分かって、事務所を襲ったのでしょう。
現金輸送車はよく見れば分かるでしょうし、あらかじめ下見をして現金が入る日をチェックしていたのかもしれません。
いずれにしても、多額の現金を預かる際には細心の注意を払っておかねばなりません。
当直の担当者がいても外周警備などの警戒装置を入れておいたり、被害に遭った深夜の時間帯であれば出入口や窓など開口部の施錠をしっかり確認しておく事や、ガラス破りを検知するガラス破壊センサーを窓に設置する等、様々な対策が必要です。
投稿者: スタッフ (2011年5月12日 11:18)