今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
築地場外市場で火災 原因は?
"13日午後9時ごろ、東京都中央区の築地場外市場で、「空き店舗から出火している」という119番があった。東京消防庁によると、市場内の店舗5棟延べ約200平方メートルを焼いた。消防車や消防ヘリなど計40隊が出動した。火災によるけが人はいなかったが消防隊員3人が脱水症状などを訴え、熱中症とみられるという。警視庁築地署が出火した経緯を調べている。
近くのすし屋の従業員の女性は「夕方ぐらいから焦げ臭いにおいがして、花火でもしているのかと思った」と話していた。"
【7月13日 毎日新聞より抜粋】
観光地としても人気の高い、築地市場での大規模火災です。
出火原因はまだわかっていないようですが、空き店舗からの出火ということで、放火の可能性も否定できません。
しかし記事によると近くの店の従業員が「夕方くらいから焦げ臭いにおいがしていた」と話しているようですから、コンセント付近にたまったほこりにゆっくりと引火して火災につながった・・・などの可能性も考えられます。
木造の建物も多く、また連日の暑さで乾燥しており、出火の後は燃え広がるスピードも早かったのではないでしょうか。
炎センサーや地域の取り組みで、少しでも被害を少なくできるようにしていきましょう。
◆地域での総合対策
・火災は、一人一人の心がけとともに、家族・ご近所との協力体制が必要となります。日頃からご近所との良好な関係づくりを行うとともに、万が一の場合の協力体制をつくりましょう。
・町内会などで、防災に関して話し合い、防災訓練を実施する。
・ご近所の火災警報器の音にも関心を持ち、万が一火災が発生した時には消防署への通報や消火活動、避難などに手助けを行う。
・自転車や車などの不法駐車などで消防自動車の通路が妨げにならないように日頃より注意する。避難経路はいつも整理整頓し、物を置かない。特にマンションやアパートの場合、バルコニーや非常階段など。
・家のまわりに燃えやすいものを置かない。新聞や雑誌の束。段ボール箱など。
・ゴミは必ずゴミ収集日の朝に定められた場所に出すよう徹底する。前日夜から出すゴミに放火されることがあるので注意する。
・一人暮らしの老人宅が近所にある場合、防火情報を伝えるなどして注意を呼びかける。
・お年寄りや身体の不自由な人を守るために、隣近所の協力体制をつくる。
・消火器は1階、2階にそれぞれ各1本ずつ置く。床から1.5m以下の低い場所に置き、水や油で濡れる位置には置かない。
投稿者: スタッフ (2011年7月14日 09:25)