今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
節電も影響?...上げ下げ窓からの侵入盗急増
"兵庫県の西宮市や川西市など、阪神地区北部の新興住宅街で、上げ下げ窓付きの勝手口から侵入する忍び込み盗の被害が、今年5月頃から急増していることがわかった。
東日本大震災後の節電ブームで、通気をよくするために開けたガラス窓の施錠を忘れてしまい、被害につながったケースが多い。県警は夜間のパトロール強化とともに、夜間は上げ下げ窓の施錠を徹底するよう住民に呼びかけている。
兵庫県警によると、6か月間で約50件発生。上げ下げ窓の普及に合わせ、10年以内に開発された新興住宅街に被害が集中している。
いずれも、未明に勝手口ドア外側の網戸を刃物で切り取り、無施錠の上げ下げ窓をスライドさせて内部に腕を入れ、ドア内側の錠を回す手口だ。
犯人は、住人が2階で寝ているすきに、1階の台所周辺の10万円~数千円を盗んでおり、一晩に10件~数件発生するのが特徴。捜査関係者は「間取りや勝手口の構造が同じ住宅が集まる街を狙い、下見をした上で犯行に及んでいる」と分析している。"
【10月23日 読売新聞より抜粋】
どんなに最新の設備で防犯対策を行っていても、カギをかけ忘れたり警備システムのセットをし忘れるようなことがあれば、意味がなくなってしまいます。
むしろしっかりとした対策を行っているため、「ここには金目のものがあるのかな?」なんて逆にターゲットにされてしまう可能性もあります。
せっかくの対策がうっかりミスでふいになってしまう・・・これでは一体誰に怒りをぶつけていいのか分かりません。
最近の犯罪傾向として、住人が寝静まる夜間に住宅へ侵入し盗みをはたらく、いわゆる「居空き」が多く発生しているように見受けられます。
住人のいる住宅侵入するとは、なかなかに図太い神経の持ち主といえそうですが、侵入者側からすると、「家にいるから」と玄関や窓のカギを締めずにいたり、窓を開けたまま寝ているというお宅は隙だらけ。格好のターゲットになってしまいます。
中に入って少しくらいかき回しても、分からないのでは・・・なんて考えていることもあるかもしれません。
大切なものを盗まれたり壊されたりしないよう、対策も必要ですが、それを活かすためにも普段から戸締りは意識して行いましょう。
投稿者: スタッフ (2011年10月24日 11:50)