今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「ゲートウェイ犯罪」って聞いたことありますか?
ゲートウェイ犯罪。
この言葉を聞いたことはあるでしょうか。
これは、万引きや自転車盗などの軽微な犯罪を差し、犯行が見逃された場合、行為者の「これは悪いことだ」という意識が低下し、より重大な犯罪へと手を染める契機になるとされています。
重大な犯罪の入口(ゲートウェイ)となる恐れがある、ということからきているようです。
確かに万引きや自転車盗難などは、報道を見ていても「お金を払うのがめんどくさい」「すぐに返すつもりだった」など、軽い気持ちで犯行に及んでいる人が多いように見えます。
このブログでも何度も書いていますが、万引きは犯罪です。窃盗罪にあたるため、罰金や懲役刑が科せられることもあります。
決して軽い気持ちで商品や人のものを取ってはいけません。ゲーム感覚で犯行に及ぶことなどなおさらです。
また、万引きだけでなくひったくりも同様に窃盗罪にあたりますが、これも軽い気持ちやゲーム感覚で犯行に及んでいるケースが多いようです。
どちらもれっきとした犯罪です。
ものを奪って逃げる際、相手に怪我を負わせてしまえば強盗罪となるケースもあります。
怪我が元で被害者が亡くなってしまうことになれば、強盗致死罪となります。
もしも万引きやひったくりを過去に行ってしまったとしても、そこに味をしめてはいけません。
「今回はばれなかったから次も・・・」なんていう考えが、それこそ次の犯罪への入口へとなってしまいます。
こういった犯罪を防ぐためには、店舗の防犯だけでなく、官民地域が一丸となって取り組むことが大切です。
アメリカで考案された「割れ窓理論」に基づいて治安回復を実践していけば、こういった犯罪も減少していくのではないでしょうか。
【店舗や自宅、マンションなどでの取り組み】
・落書きや散乱したゴミなどを放置しない
・折れた木や柵などを壊れたままにしておかない
・外灯の電球が切れたり、割れたりしたものはすぐに取り換える
・お互い顔を合わせたらあいさつを交わす
【地域での取り組み】
・落書きや散乱したゴミなどを放置しない
・折れた木やガードレールなど、壊れたままにしておかない
・街灯の電球が切れたり、割れたりしたものはすぐに取り換える
・違法駐車の取り締まりを強化する
・警察だけでなく、地域のパトロール隊も協力して街頭パトロールを行う
・お互い顔を合わせたらあいさつを交わす
投稿者: スタッフ (2011年10月31日 14:05)