今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
泥棒から何度もメッセージ「勉強しろ、ナンパするなよ、また来る」
2012年5月17日、中安在線によると、安徽省阜陽市の学生下宿にこのほど泥棒が侵入。
被害に遭った男子学生が「もう来ないで!」と泥棒あてにメモを書いたところ、再度盗みに入った泥棒も被害者にメモを書き残していました。
阜陽師範学院近くの下宿に住む学生たちは7日夜、それぞれの部屋に泥棒の侵入した形跡があるのを発見。
盗まれていたのはいずれも食料品が主で、犯人が盗んだ大量の卵を目玉焼きにして食べた痕跡がありました。
この下宿に住む男性は次の日、泥棒あてに「お金はないから、もう来ないで!」と書いたメモを残して外出しました。
男性が夜帰宅すると、部屋にあった食べ物はすべて盗まれ、卵4個と麺が食べられており、かわりに泥棒が残したと思われるメモが数枚ありました。
そこには「食べたものや盗んだものはきっと返す。仕事を見つけたら1カ月後にまた来る」「110番に通報するな。俺はきっと来るから」「また来るよ。盗みにではなく、あんたに20元(約260円)渡すために。それまでしっかり勉強しろよ。ナンパなんかするなよ」と書いてありました。
驚いたことに泥棒は翌日も男性の部屋に侵入。
またもや「俺はちゃんと勉強しなかった」「お金があったら、あんたにあげるよ」「ナンパするなよ」といった内容のメモが残っていました。
そこで男性は部屋の鍵を替え、他の学生とともに事件を大家に連絡。
12日午後、男性の部屋に侵入しようとしていた不審な男を大家が目撃しました。
これを警察に通報したため、男はただちに逮捕されました。
男は阜陽市臨泉県に住む20歳。
アルバイトを辞めて家でゴロゴロしていた男は、1カ月前に500元(約6500円)を持って阜陽市にやってきました。
まもなく所持金を使い果たし、金が欲しくて犯行に及んだということですが、「なぜ再び男性の部屋に侵入しようとしたのか?」との警察の質問には、「またメモを残すためだった」と話しています。
<Record China 5月19日(土)8時17分配信より>
ある種のストーカー行為でしょうか?
学生宅に侵入し、現金や食料品を盗み逃走。
被害に遭った学生が、お金がないからもう来ないでとメッセージを残したところ、また来ると泥棒もさらにメッセージを残しました。
気味が悪いと思ったのか、学生が部屋の鍵を替えたところ、さらに泥棒が侵入しようとしていたところ、ようやく逮捕されました。
泥棒からみて、被害者の男性はほぼ同年代。
何か通じるものを感じたのでしょうか。
迷惑なのは被害者の方です。
家に侵入され、金品を盗まれ、食料品を勝手に食べられ、あげくの果てに、「俺は勉強しなかった、勉強しろ」「ナンパするなよ」「通報するな」など勝手なメッセージを残されたのですから、訳が分かりません。
相手が泥棒でなければ、良い友達になれたかもしれませんが・・・。
家に侵入されるのは不快なものです。
誰にも見られてない、聞かれてないという思いで、ホッと一息つくことができる絶対的な自分だけの空間です。
そこに土足で踏み込まれ、また来るなどどメッセージを残されれば、安心して過ごせません。
泥棒に限らず、ストーカーなど外部からの侵入者を簡単に許してはいけません。
自宅はどうでしょうか?
外部からの侵入者にとって、侵入への障害となるものは、扉や窓だけではありませんか?
他に侵入を妨げるものがないと、それは非常に侵入されやすい場所ということになります。
その扉や窓が突破されれば、簡単に侵入されてしまう、それは非常に危険です。
常に建物内に人がいる(無人になる時間帯が無い)、凶暴な番犬何匹もいる、など防犯システムや防犯カメラに頼らなくなくても、泥棒が嫌がる環境というのもあります。
しかし、普通は外出して家の中が無人になることもあるでしょうし、外に犬を飼っているとは限りません。(室内犬であったり、番犬にはならないおとなしい犬だったり)
何か泥棒が嫌がる対策をしておかなければ、万が一の侵入を防ぐ手段がないということになります。
自宅の防犯状況をチェックしてみてはいかがでしょうか。
無料防犯診断(一戸建て編)
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年5月22日 18:30)