今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ガンズ・アンド・ローゼズ 楽屋で窃盗被害
【パリAFP=時事】米ロックバンド「ガンズ・アンド・ローゼズ」のボーカルを務めるアクセル・ローズさん(50)がパリ市内でのコンサート中、宝飾品を盗まれる被害に遭っていたことが分かりました。
仏警察筋が6日、明らかにしました。
警察は同日、容疑者として若い女を逮捕しました。
職業はモデルで、コンサートにも行っていました。
パリ市内の警察署に出頭し宝飾品を返しましたが、なぜ自分がそれを持っていたのかは分からないと供述しています。
同筋によると、ローズさんは5日夜、市内のベルシー体育館での公演後、100人程度の客を招いてプライベートコンサートを開催。
その際、楽屋に置いていたダイヤモンドや金のネックレスなど約20万ドル(約1600万円)相当を盗まれました。
<時事通信6月7日(木)0時36分配信より>
海外での窃盗事件ですが、日本でも起こり得る手口です。
ロックバンドではありませんが、音響学団のコンサートで、楽屋から高価な楽器が盗まれる事件が何度か発生しました。
音楽関係者ではないのでよく分かりませんが、コンサート中及び終了後の楽屋には不特定多数の多くの人が行き来するのでしょう。
誰が誰の関係者かをいちいち確認することはできないでしょうし、ID等をつけていてもそれをその都度提示させるような状況ではないでしょう。
日本でも、芸能人がコンサート終了後、面識のない相手の楽屋を訪問し、挨拶をするという話を聞いたことがありますが、これも予定外のことですし、相手が誰なのか分からないこともあるかもしれません。
このような状況下を利用し、どさくさにまぎれて、あたかも関係者のように楽屋内に侵入する犯罪者が出てくるのも分かります。
体育館のような場所でのコンサートの場合、楽屋に防犯カメラなどの対策がとられているところの方が少ないでしょう。
日頃は別の用途で使われている場所で行なわれるコンサートなどのイベントの場合、どうしても手薄になってしまいます。
そのような点も泥棒の狙い目です。
難しいかもしれませんが、防犯カメラの設置やIDの発行・提示などで、泥棒が気持ちよく犯行を行えないような環境に近づけることが対策と言えるでしょうか。
あとは、ボディーガードのような立場の人に金品を預かってもらうなど。(原始的ですが・・・)
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年6月 7日 11:02)