今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
「年金が出ます」社会保険庁職員を装っての詐欺被害多発
年金問題で国会がゆれていますが、そうした世情を反映するような詐欺が全国で発生しています。
社会保険庁職員を装って電話でコンビニやスーパーにある現金自動預払機(ATM)を操作させ、預金をだまし取る振り込め詐欺が、昨年11月から今年4月までに群馬県や広島県などで3件、長崎県では4月、5月の2ヶ月で7件発生しています。
群馬県・広島県の被害総額は165万円、長崎県では650万円もの被害となっています。
これらの詐欺は、電話で相手に「還付金があるから支払いたい」「年金の差額を払う」などと説明して近くのコンビニやスーパーに行くよう指示し、実際には相手に振り込ませるようATMを操作させる手口。
被害は60〜80代の高齢者に集中しています。
具体的には、犯人グループは社保庁職員や年金課を名乗って高齢者の自宅に電話をかけ、「今度11万円の年金が出ることになりました。通帳とカード、携帯電話を持って全国ネットの大きい銀行かスーパーのATMへ行って」などと指示。出向いた被害者に指定したフリーダイヤルに電話をかけさせ、ボタン操作を指示し指定の口座に入金させて、預金をだまし取ったということです。
被害者の中には197万9000円を振り込んだ人もいました。
犯人の指定する口座は三井住友銀行板橋支店など、関東が中心ということです。
今国会で議論されている約5000万件の「宙に浮いた」年金問題というのも腹立たしい限りです。
社会保険庁の企業では考えられないような「ずさんさ」にあきれてものがいえない・・という感じですが、その社会保険庁を名乗る詐欺グループというのも、すぐにそういう時事的なネタをもとに高齢者から、なけなしのお金をだましとるという「あくどさ」と「ずるがしこさ」に怒りを感じます。
社会保険庁は「職員が電話でATMを操作していただくよう、お願いすることはありません」と注意を呼び掛けています。
「おかしいと思ったら警察か社会保険庁に相談を」ぜひして、一人で処理することがないようにしてください。
投稿者: スタッフ (2007年6月 5日 11:40)
