今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
新規オープン量販店を狙いパソコン盗難
新規オープン前後の家電量販店からパソコン(PC)5台を盗んだとして、警視庁池袋署は15日までに、窃盗容疑で、北海道伊達市大滝区北湯沢温泉町、派遣社員の女(26)を逮捕しました。
同署によると、容疑を認め、「金を得るためにやった」と供述。
以前同じ量販店の別の店舗で働いていたことがあるといい、人の出入りが多く警備態勢の甘いオープン前後を狙ったとみられます。
2009年以降、PCなどの電化製品約150点を買い取り業者に持ち込んで約600万円を得たといい、同署が関連を調べています。
<時事通信11月15日(木)17時55分配信より>
泥棒の新たな手口でしょうか。
人の出入りが多く、警備体制の甘いオープン前後の店舗を狙うという手口です。
オープン前であれば、現金を保管していることはないでしょうが、売り物である商品は事前に陳列します。
その商品を狙っての犯行です。
建物の工事業者、電気や水道、ガスの業者、電話やパソコンの設定業者など、関係者・業者だけでも相当の人が出入りします。
誰が誰かを完全に把握している人はほとんどいないでしょう。
それに紛れての犯行が可能ということです。
約3年間で150点の電化製品を盗み、買い取り業者に売っていたということですから、誰も気付かず、犯行を継続することができたのでしょう。
26歳の女というところも、怪しまれずに犯行を継続することができたポイントかもしれません。
典型的な泥棒というのは、昔の話で、今は誰が犯罪者なのか区別するのが難しい時代です。
あの人がそんな犯罪をするなんて・・・、身近な人が犯罪者だったとしても、それほど驚かないような気がします。
投稿者: 総合防犯設備士 (2012年11月16日 17:52)