今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
奈良 ガールズバーに通うため空き巣繰り返す
府内や奈良県で57件の空き巣を繰り返したとして、府警捜査3課は31日、窃盗などの疑いで住所不定、無職の男(26)=同罪で公判中=を逮捕、最終送検したと発表しました。
男は容疑を認め、「ガールズバーでの遊興費に使った。1日に100万円を使うこともあった」と供述しているという。
府警によると、男は平成24年2~9月、府北部と東部、奈良県生駒市で、民家の窓を割って侵入する手口で空き巣を繰り返していました。
<産経新聞2月1日(金)7時55分配信より>
男性ならキャバクラや風俗店通い目的、女性ならホスト通い目的でお金が必要になり、犯罪に手を染めるという動機がよく聞かれます。
今回捕まった男は、ガールズバーに通うために空き巣を繰り返していました。
時代を感じますね。
恐ろしいのは、普段は犯罪とは無縁の一般市民が、何らかの事情でお金が必要になり、調達する手段がなく犯罪に走るという場合です。
今回のような個人の趣味・嗜好の範囲であれば、同情の余地はありませんが、食べる物にも窮する、住む場所もないなど死活問題を抱える人の犯罪は、同情する部分もあるでしょう。
犯罪件数は年々減少していると言いますが、犯罪の質・手口・動機などは大きく変化していると思われます。
止むを得ないような事情の犯罪もあれば、同情の余地のない凶悪犯罪、外国人による大規模な窃盗団、日々変化する振込詐欺や金属窃盗など。
それぞれの家庭において、自分や家族が巻き込まれ可能性のある犯罪について考え、それぞれの犯罪にどのように対応するか考えることも必要です。
全ての犯罪に完璧に対応することは不可能ですが、ある程度想定できる犯罪に対しては、事前に対策を行っておくことで、未然に被害を防げる、防げなくとも被害を最小限に抑えるなどの効果があります。
犯罪を身近な問題として捉えることが大切です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年2月 8日 19:14)