今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
大学生が多い住宅地狙われる 「新品の電化製品多い」
県警捜査3課と金沢署は13日、窃盗の疑いで、香川県出身で住所不定、無職の男(46)=窃盗罪で起訴=を追送検しました。
追送検容疑は、10月13日午後3時15分ごろ、横浜市金沢区内のアパート1階の女性看護師(23)宅に侵入し、テレビ1台とパソコン1台(時価計約1万5千円)を盗んだ、としています。
同署によると、同容疑者は電化製品ばかりを狙い、同区内を中心に約20件の空き巣を繰り返していました。
県警の調べに対し、同容疑者は「(同区には)大学生が多く、新品の電化製品を持っているから」と供述。
盗んだ電化製品をリサイクルショップに売り、生計を立てていました。
同容疑者は、9月に同区内の男子大学生(20)宅に侵入し、パソコン1台などを盗んだとして、10月に逮捕、起訴されました。
<カナロコ 神奈川新聞11月13日(水)23時30分配信より>
大学生が多い居住区を狙った泥棒の犯行というのは珍しいような気がします。
ただ、言われてみれば、大学生から一人暮らしをする家を狙えば、新しい電化製品が手に入るというのはもっともな話です。
一人暮らしを始める際、多くの場合、新しく電化製品を購入するでしょう。
4年間の大学生活を考えれば、古くても4年前の電化製品が置いてあるということになりますから、泥棒にとっては計算しやすいのかもしれません。
全体的に贅沢になったのか、一人っ子が増えたからなのか、一人に1台ずつパソコンを所有し、大型の薄型テレビを持っていることも珍しくありません。
大学付近ならそのような家が多数あるのは容易に想定できます。
大学の講義中やアルバイト、サークル活動中は、それぞれ無人になる訳ですから、その時間帯が狙われる危険性が高いでしょう。
大学生で家に居る時間の方が長いというのは珍しいと思います。
アクティブに活動する人が多いですから、その分、家は無人、無警戒になりやすいと言えます。
一人暮らしの大学生で、防犯対策がしっかりされた家に住むというのは考えにくいと思います。
女性の一人暮らしで、防犯カメラが設置され、共用玄関がオートロックのマンションを選ぶというのはあるでしょうが、男性の場合、一人暮らしのマンション選びで防犯面は二の次でしょう。
学生がお金を持っていないというのは昔の話かもしれません。
家からの仕送りと、そしてアルバイトで得た収入で、お金持ちの大学生というのもいるのでしょうか。
泥棒がそこを狙うのも必然と言えます。
何らかの自衛策を講じる必要があります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2013年11月19日 11:26)