今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
静岡 外国人窃盗犯が多国籍化 南アジア系増加
県内で摘発された外国人窃盗犯の国籍は、この5年ほどで西アジア系が減る一方、ベトナム人やスリランカ人など東南アジア、南アジア系の割合が増え、多国籍化していることが県警への取材で分かりました。
狙われる場所や品も多様化しています。
一定地域で被害が集中発生する特徴があり、県警は身近な犯罪情報を把握して備えるよう呼び掛けています。
県警によると、国籍別摘発件数(被害点数を含む)は、2004年はトルコ人(356件)、ブラジル人(353件)、中国人(131件)の3カ国が大半を占めました。
当時多発したトルコ人の自販機荒らしや、解錠器具を使った中国人の空き巣が減る一方、5年ほど前からベトナム人の万引が増え、13年はスリランカ人の自動車盗が頻発しました。
13年の上位はブラジル人(221件)、ベトナム人(149件)、スリランカ人(58件)でした。
外国人窃盗犯は同じ国籍同士でグループを組み、転売ルートがある特定の対象物を狙って同様の手口で盗みを重ねる傾向があります。
関東地方や愛知県を拠点にしながら、県内に進出して短期間に集中的に犯行を繰り返すケースが多いようです。
既存の防犯システムでは防げない、巧妙で大胆な手口を編み出しているのも特徴です。
13年に県警が摘発した愛知、三重両県のスリランカ人8人は、人けのない工事現場のトラックを、鍵を使わずにエンジンをかける方法で盗みました。
被害は116台に上ったとされます。
県内のベトナム人グループは本国で人気のブランド化粧品に目を付け、バッグに盗難防止センサーをかいくぐる細工を施し、量販店で大量に万引していました。
南米系グループの手荒な侵入盗も目立ちます。
県警が摘発した愛知県のペルー人、ブラジル人ら10~20代の男女20人は、夜間に会社事務所のドアを破壊し、警報が作動してから警察官が駆け付けるまでの数分間で金品を奪いました。
消火器をまいて証拠隠滅を図り、県西部や愛知県周辺で327件、計1億3千万円超の盗みを重ねたとされます。
県警捜査3課は「窃盗犯の発生傾向に合わせた対策を講じることが重要。音や光で撃退する仕組みも窃盗犯には有効」としています。
<@S[アットエス] by 静岡新聞2月4日(火)7時36分配信より>
外国から旅行客が訪れると、そのうちの何%かはそのまま不法滞在することがあるようです。
単純に日本を気に入ったからなのか、お金になると感じたのか・・・。
不法滞在者ですから、まともな職には就けないでしょう。
必然的に何らかの犯罪を犯すことになるのでしょう。
手っ取り早いのが窃盗犯です。
同じ立場の人間が集まり、役割分担し、集団を形成して移動しながら犯行を行います。
他府県にまたがって犯罪を行いますから、なかなか足取りもつかめないのでしょう。
ようやくつかめたころには、他府県に移動、最悪は国外に脱出。
そして、ほとぼりが冷めた頃を見計らって再来日。
また活動を再開するというケースもあるでしょう。
よく外国人窃盗グループ逮捕、というニュースを耳にしますが、その被害件数、被害総額に驚きます。
それだけの件数に及ぶまで捕まらなかった、ようやく捕まったという印象を受けます。
逆に言えば、現行犯逮捕以外は逮捕、検挙が難しい犯罪者と言えそうです。
今回の報道を見ますと、南米系グループの犯行の荒々しさが感じられます。
犯行現場で消火器をまいて証拠隠滅を図るなど、単なる物盗りの被害では済まない場合もあります。
自分たちが捕まらないようにするには手段を選ばない非常さもあるでしょうから、放火や被害者と鉢合わせたときは凶器で襲うということもありそうです。
警察の見解で、音や光で撃退する仕組みも窃盗犯には有効とあるように、侵入者に対する何らかのアクション(防犯対策)が必要です。
単になすがままの状態、受け身の状態ですと、数分間という時間だけの制約となり、彼らの犯行をくい止めるには弱いと言えます。
防犯ベルやサイレンの鳴動による音の対策、フラッシュライトによる光での威嚇、防犯カメラによる映像記録という心理的な抑止効果など目に見えて体感できる対策が効果的です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年3月 7日 11:52)