今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
対馬の仏像盗難事件 最後の窃盗団メンバー逮捕
2012年10月に長崎県対馬市の寺や神社から仏像2体を盗み、韓国に持ち込んだ窃盗団のうち、逃走していた男(62)が逮捕されました。
韓国大田地方警察庁が6日、発表しました。
複数の韓国メディアが報じました。
男はすでに逮捕されている窃盗団と共に、対馬市にある観音寺の長崎県指定の有形文化財「観世音菩薩坐像」や、海神神社の国指定の重要文化財「銅造如来立像」などを盗み出した疑い。
男はこの中でも、海神神社に侵入し、文化財を盗み出す役割をしていたとされています。
これにより仏像の盗難事件に関わった窃盗団9人全員が逮捕されました。
警察は逮捕の過程で、窃盗団のリーダーが犯行計画を記録していた帳簿も入手しました。
帳簿には日本を往来した記録や、インターネットで調べた福島県など日本の8つの地域にある寺や神社184カ所の住所が記されているという。
韓国メディアによると、男は警察の調べに、警察に捕まった場合に備えて帳簿を保管していたと説明したという。
<サーチナ3月6日(木)18時14分配信より>
2012年10月に発生した窃盗事件で犯人が全員逮捕されたのは2014年3月です。
つまり1年半もの間犯人を捕まえることができなかったということです。
犯人を捕まえることができただけよかったかもしれません。
きっと他にも多くの未解決事件があるでしょう。
それらの被害者に対しては誰も被害分を補償してはくれません。
被害者が加入していた保険で補償できるものもあれば、そうでないものもあるでしょう。
結局は自己責任、自分の力だけで何とかするしかありません、残念ながら誰も助けてはくれません。
犯罪被害に遭った場合、または遭いそうな場合、警察が犯人を捕まえるために捜査や警護、保護してくれることもあるかもしれません。
しかし、長期に渡るケースや被害が一旦納まると、その後は自分で何とかしなければならなくなります。
自分の身は自分で守るしかありません。
侵入窃盗被害の場合は、何度も同じ犯人らしき者に被害を受けている場合は別かもしれませんが、通常は狙われそうという理由だけでは警察は守ってはくれないでしょう。
自分で費用を負担し、手間を掛け、自己防衛対策をとらざるを得ません。
侵入されるかもしれない、狙われるかもしれない、という○○かもしれないという不確定な条件、内容で、お金を掛けることに抵抗がある人も多いでしょう。
被害に遭ったときに後悔しないように事前の対策をとるべきかは自分で決めることです。
誰かが助けてくれる、誰かが何とかしてくれる、自分は大丈夫、と楽観し過ぎないことが必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年3月14日 19:16)