今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
通帳・印鑑盗み、銀行で不正引き出し キャバクラ店長逮捕
住宅に侵入し、通帳や印鑑を盗んだうえ、不正に金を引き出す犯行を繰り返していたとみられるキャバクラ店の店長の男が警視庁に逮捕されました。
窃盗などの疑いで逮捕されたのは、埼玉県草加市に住むキャバクラ店の店長の男(28)です。
男は去年11月、東京・荒川区で34歳の男性が住むアパートの部屋に窓ガラスを割って侵入し、現金30万円のほか、銀行の通帳や印鑑などを盗んだうえ、銀行の窓口で190万円を不正に引き出した疑いがもたれています。
取り調べに対し、男は「金はギャンブルに使った。空き巣は東京や埼玉で10件ほどやった」と供述しているということで、警視庁は余罪について裏付け捜査を進めています。
<4月17日(木)13時5分配信より>
金融機関のATMでは現金10万円以上の振込みができないところが多いことは広く知られています。
振り込め詐欺など不正な送金を防止するための一環でしょう。
また、窓口でも多額の現金を引き出す場合や振込む場合、口座の本人確認が行われることが増えています。
これも犯罪に利用できない、利用させにくい環境をつくるためでしょう。
犯罪とは無縁の一般市民からすれば、一体何を疑っているのか、面倒だと感じることもありますが、これが犯罪の抑止力として働くのであれば我慢しなければなりません。
今回逮捕されたキャバクラ店長は、銀行の窓口で不正引き出しを行なったとみられていますが、窓口で不審な態度をとったことから通報されたのかもしれません。
通帳と印鑑を持っていたとしても、明らかに他人の物であれば疑いの目で見られるのは仕方がありません。
金融機関によってはそのあたりのチェックが甘いところ、または人によって甘い場合があるという状況は望ましいものではありません。
お金を預っているからには彼らにも相当の責任があります。
不正引き出しを許した、認めてしまった金融機関、これは信用を失墜される恐れのある事態です。
ある意味では被害者なのに、まるで加害者かのように責められる、これは現代では時折発生する事象です。
インターネットやソーシャルネットワークサービスが普及した分、情報の伝達が物凄いスピードで行なわれます。
良い情報も悪い情報もです。
悪い情報の場合、最悪の場合は廃業、閉鎖、倒産などに追い込まれることもあります。
犯罪は、加害者と被害者という二者だけでなく、それに巻き込まれる可能性のある第三者がいるというのも最近の傾向かもしれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年4月18日 19:11)