今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
自作自演の強盗 マージャン店で現金盗んだ従業員逮捕
勤務先の売上金を盗んだとして、警視庁三田署は28日、窃盗容疑で、東京都港区海岸、マージャン店従業員の男(43)を逮捕しました。
同署によると、翌日に刃物を持った男に売上金を奪われたと嘘の通報をしており、「カネを戻すつもりだったが、使い果たしてしまったのでやった」と供述しています。
逮捕容疑は25日午前1時10分ごろ、港区内のマージャン店から現金12万円を盗んだとしています。
翌26日午前1時15分ごろ、男が「刃物を持った男に手足を縛られ、店のカネを奪われた」と110番通報。
通報までに時間がかかるなど不審な点があったことから、同署が男を問い詰めたところ、自作自演を認めました。
男は「借金を返済したかった。盗んだカネをギャンブルで増やし、戻すつもりだった」と話しているという。
<産経新聞5月28日(水)19時32分配信より>
最近、自作自演の強盗のニュースを度々目にします。
これにはその店の従業員・アルバイトの教育や勤務環境にも問題があるでしょう。
例えば深夜、一人で勤務している場合、お客さんが常にいる場合は常に忙しいでしょうから、強盗の自作自演など考える暇も余裕もないはずです。
しかし、お客さんが全く来ない、店内には従業員は自分だけという時間が長くなればなるほど、自分は自由で、何をしてもよいという考えが浮かんできます。
その時に、もし金庫を開けることも出来るのであれば、お金を盗んでも見つからないのではないか、自分の犯行だとばれないのではないかと考えてしまう人もいるでしょう。
強盗を自作自演して捕まった人をかばうつもりは毛頭ありませんが、彼らも最初からその計画をするために働いていた訳ではありません。
働く中で、そのような良からぬ考えが浮かんでしまい、そして実行に移してしまったのでしょう。
もし、それを思い留まらせる何かがあれば、そのような結果にはならなかったかもしれません。
例えば、防犯カメラがついていれば、自分の行動が映像として記録に残りますから、安易な行動はできません。
お金を盗むことに成功しても、しっかりと証拠として残っている訳ですから、結局は捕まってしまうでしょう。
そのような犯罪を思い浮かべても、やっぱりやめておこう、やるのは危険だと思い留まらせることにつながります。
それが防犯カメラの効果の一つです。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年6月 5日 18:17)