今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
ガスを止められた男 メーターを不正に操作しガス栓開いて使用
料金未払いで供給を止められていたガスを約10カ月にわたり使い続けたとして、尼崎東署は3日、窃盗の疑いで、尼崎市田能、建設業の男(42)を逮捕しました。
逮捕容疑は、2012年11月から翌年8月にかけて、閉栓となっていた自宅のガス栓を開き、都市ガス約705立方メートル(約10万8千円相当)を盗んだ疑い。
「盗んだつもりはない」と容疑を否認しているという。
同署によると、男は、ガスメーターに内蔵されているスイッチを不正に触り、ガス栓を開いていたとみられ、数回にわたる大阪ガスの警告書に従わず使用を続けていたという。
<神戸新聞NEXT6月3日(火)21時38分配信より>
これも泥棒の被害と言うのでしょうか。
ガス会社の了解を得ず、不正にガスを使用していたのですから窃盗犯と言えるのでしょう。
料金未払いでガスを止められた男が、メーターを不正に操作し、ガス栓を開いて約10ヶ月使用していたということです。
それにしても、ガス会社にガスを止められた後、自分でガスメーターのスイッチを操作し、ガス栓を開いて使用できるというのが不思議です。
料金未払いでガスを止めても、料金を支払えばすぐにでガスが使えるようにするためには、そのような方式をとらざるを得ないのでしょうか。
ただ自分で操作できてしまい、場合によってはガスを出すことができるというのは一歩間違えればガス爆発などの大惨事を引き起こしかねません。
ガス泥棒によるガスの窃盗被害はガス会社の損害というお金の問題だけで済みますが、不正操作によるガス爆発やガス流出による周辺住民の健康被害など、色々な面で影響が大きな問題になりかねません。
電気やガスを利用するにあたって、利用者による利便性も重要ですが、サービスを提供する側(電力会社、ガス会社)の管理方法や体制も再度見直す必要があるでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年6月11日 11:32)