今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
車のエンジンがかからない・・・。 埼玉でバッテリー盗難多発
30日午後1時45分頃、埼玉県越谷市大間野町の運送会社の駐車場で、止めてあったトレーラー3台のバッテリー計6個(総額約6万円相当)がなくなっているのを同社従業員が発見し、110番しました。
越谷署は窃盗事件とみて調べています。
発表によると、従業員がエンジンがかからないため点検したところ、バッテリーがないことに気づいた。
バッテリーは重さ約15キロ。
むき出しの状態で装着されており、工具があれば取り外せるという。
<読売新聞 12月1日(月)11時39分配信より>
窃盗犯罪にも流行のようなものがあり、ある地域で流行った手口・対象がしばらく経つと別の地域で同じ手口で発生するということがあります。
同じ泥棒が場所を移動して犯行を繰り返している場合と、紹介された手口を模倣し、そこに自分なりの工夫を加え、さらに進化した手口で犯行を行う者もいます。
インフルエンザの流行と似ているかもしれません。
最初はワクチンがあり有効に働いたのが、だんだんと耐性を持ち、そして変異し、ワクチンが効かなくなってくる。
防犯対策も同じで、最初は泥棒に有効だった対策が、だんだんと泥棒にも知られ、浸透し、その対策も分かってくると効き目が薄くなってくることがあります。
そうなると一つの対策だけを続けていても、効果が期待できなくなります。
泥棒の手口や時代の流れなど、様々な条件を踏まえたうえで、防犯対策も進化、進歩し続けなければ効果を発揮できなくなります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2014年12月12日 19:29)