今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
山形サクランボ盗難 軸、枝も折られる
上山市宮脇のサクランボ畑で、収穫目前の「紅秀峰」約15キロ(7万5千円相当)が盗まれたと25日、畑を所有する近くの農家の男性(59)が上山署に届け出ました。
同署によると、盗まれたのは今月22日午前6時ごろから24日午前6時ごろの間とみられます。
男性がサクランボの状況を確認するために畑を訪れ、被害に気付きました。
広さ約50アールの畑の約90本の木のうち、9本から軸ごと、もしくは枝を折られて盗まれました。
現場に作業用の脚立はなく、手の届く高さにあった実が被害に遭いました。
<山形新聞 6月26日(金)8時33分配信より>
春から秋にかけての農作物盗難。
長い年月、大事に育てた商品が盗まれるのは農家にとっての大損害なのは言うまでもありませんが、盗まれる際、木や枝、畑に対して危害を加えられるのは二次的な損害となります。
次回、同じように作物を育てることができない、育てにくくなるというのはあまり想定されていないでしょうし、窃盗被害とは結びつきにくいかもしれません。
ただ、普通に考えると、泥棒が木から実を盗む時、枝を傷つけないように丁寧に切り取るはずがありません。
犯行の時間短縮のために、その場から1秒でも早く逃げ出すために、枝のことなど考えずに乱暴にむしり取る方が自然です。
実(商品)が盗まれた後に分かる二次的な損害の方が農家にとって痛手となるケースもあります。
このような事態も踏まえた上での防犯対策、再発防止策を考える必要があります。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年7月 2日 18:46)