今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
コンビニ 新人店員装い現金盗む
都内のコンビニで、男が新人店員を装って訪れ、店員が目を離した隙に売上金を盗む事件が相次いでいることがわかりました。
警視庁によると、先月4日深夜、豊島区のコンビニで、男が、「アルバイトで来ました。店長に1時半頃来るように言われた」と言って事務所に入りました。
コンビニには当時、本物のアルバイト店員が1人しかいなかったということで、男は、その店員がレジで接客している隙に、事務所内の売上金約13万円を持ち去り、姿を消したという。
また、新宿区や千代田区のコンビニでも、店員が新人のアルバイトだと思い込み、一緒に作業している隙などに金を盗まれる事件が相次いでいて、警視庁は窃盗事件として捜査しています。
<日本テレビ系(NNN) 10月14日(水)12時56分配信より>
アルバイトで来ました!と新人店員、臨時派遣員を装い、隙を見て現金を盗むという手口です。
コンビニでの犯行ということですが、防犯カメラに映像は残るでしょうし、本物のアルバイト店員には顔を見られ、声も聞かれる訳ですから、かなりリスクの高い手口と思われます。
ただ、今回の事件以外にも同様の手口での犯行が相次いでいるようですから他の店舗や事務所でも注意が必要です。
お客さんの人数が多い時間帯で、店員の手が足りない時間を狙えば、相手は疑う暇がなく、成功することが多いのかもしれません。
防犯カメラがないところだとさらに捕まるリスクが減りますからもっと狙い目になるでしょうか。
防犯カメラや防犯センサーなど侵入・盗難対策を講じていることを、外部・内部両方に示すことで、犯罪者がターゲットに選びにくくなるという効果があります。
防犯システムを導入したけど一度も反応しない、きちんと働いていないという声を聞くことがありますが、機器している場合は別ですが、実は犯罪者に対しては抑止の効果を発揮している場合があります。
犯罪者は外からその機器を確認して、ここは防犯システムがついているところだから別の無防備なところをにしよう、とひそかに効果を発揮している場合もあるはずです。
ベルが鳴り響き、そして犯人逮捕につながる、そのような派手な成果ばかりではないのが防犯システムの効果です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年10月20日 13:31)