今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
大阪 盗品と知りながら買い取るリサイクル店長逮捕
盗まれたものと知りながら電動工具を買い取っていたとして、警察は25日、大阪市西成区のリサイクル店を摘発し、店長の男を逮捕しました。
逮捕されたのは、大阪市西成区萩之茶屋のリサイクル店「丸忠商店」の店長(50)で、警察は、店など関係先3か所を家宅捜索しました。
警察によると男は今年5月、別の窃盗事件で逮捕・起訴された30代の男2人からスクリュードライバーなど電動工具計11点、12万円相当を盗まれたものと知りながら買い取った疑いがもたれています。
大阪府警は窃盗犯だけでなく、盗品を買い取る店側の取り締まりも強化していて、大阪では先月にも別のリサイクル店の従業員2人が逮捕・起訴されています。
調べに対し、男は容疑を認めているということで、警察は余罪などを追及する方針。
<日本テレビ系(NNN) 11月25日(水)14時15分配信より>
このリサイクル店に限ったことではないと思います。
店に買い取りを希望するお客さんで、明らかに不自然な持ち込み、内容、品数、金額というのは素人でも分かると思います。
例えば、大量の新商品を買い取ってほしいとリサイクル店に持ち込む時点で不自然です。
通常のルートで売買できないから、そのような店に持ち込んだと考えるのが自然です。
もちろん、勤めていた店が倒産し、退職金代わりに大量の商品を支給され、それを買い取ってほしいと持ち込んだというケースもあるでしょうが、そんなケース自体まれだと思います。
持ち込んだ商品をどのようにして入手したのか、またその店を選んだのかなど詳しく確認する必要があると思います。
盗品とは知らなかった、が言い逃れの常套句として通用するようではいけません。
警察との連携を密にするなど、泥棒が盗品を売りさばくルートの一つをなくすことも大きな防犯対策です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2015年12月 2日 14:58)