今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
救急車盗んだ男逮捕
愛知県春日井市の救急車1台がなくなり乗り捨てられた事件で、県警春日井署は8日、同市神屋町、福祉施設守衛の男(62)を窃盗容疑で逮捕しました。
容疑は10月16日午後11時半ごろ、同市藤山台の市消防署東出張所の車庫で、キーを差して止めてあった救急車(約2500万円相当)を運転して持ち去り、約1.2キロ先の住宅街の路上に乗り捨てた、としています。
春日井署によると、出張所の防犯カメラの映像などで男が浮かびました。
「覚えていない」と容疑を否認しているという。
<毎日新聞 11/9(水) 1:41配信より>
救急車を盗んだ目的は何だったのでしょうか。
単にキーが差してあったのを見つけて運転してみたくなったのか、もしくは転売しようと思ったが、うまくいかないと思って乗り捨てたのか。
動機は分かりませんが、もし救急車が盗まれ、そのことで患者を搬送できず、命を落とすようなことがあれば、それは間接的に殺人を犯したことになるかもしれません。
犯人がそこまで考えていたとは思えませんが、それぐらいやってはいけない窃盗の対象物と言えます。
もし、キーを差したままにしていた救急隊員が防犯上問題があったと責められるとしたらそれは間違いだと思います。
患者の搬送は1秒を争う場合があり、停車の度にエンジンを切り、キーを抜いては時間のロスになります。
盗まれる側より盗む側に問題があります。
あとは救急車の値段にびっくりしました。
1台2500万円もするようですが、緊急搬送のための設備等が搭載されており、それを含めての価値なのか、もしかすると車本体だけの金額かもしれません。
何が盗まれるのか本当に想像できない時代になりました。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年11月25日 14:57)