今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
観賞用植物ハオルシアの盗難相次ぐ 1株数百万円で取引も・・・
国内外で人気が高まっている観賞用植物「ハオルシア」の盗難被害が、神奈川県内を含め全国で相次いでいます。
1株数百万円で取引されることもあるという高額な植物で、被害総額は県内だけで少なくとも計2500万円に上るとみられ、県警が窃盗事件として捜査しています。
日本ハオルシア協会によると、ハオルシアは南アフリカ原産の小型の多肉植物。葉の文様が特徴的で、日照時間や風通しなど育て方によって文様が異なり、一つとして同じ個体はないという。
近年はインターネットオークションで取引されることが多く、特に日本で品種改良された個体は海外で人気を集めており、中国では日本国内の2~10倍の値段で取引されることもあります。
横浜市戸塚区に住む同協会の会長(76)は今年10月2日、自宅に隣接するハオルシア専用の三つの温室で育てていた計約千株のうち、一つの温室から約200株が盗まれました。
「万象(まんぞう)」や「玉扇(ぎょくせん)」などの高額な人気品種が多く含まれ、被害額は1千万円を超えるという。
目立たない場所にあった高価な株も盗まれる一方、安価な株は残されていました。
防犯カメラには同日午前2時半ごろ、黒ずくめの人物が温室前で不審な動きをしている様子が写っていたといい、会長は「根を傷つけずに価格の高い株を短時間で持ち去った。ハオルシアの知識を持った人物による転売目的の犯行ではないか」と指摘。20年以上前から栽培に携わっており、「長年育ててきたものを盗んでいくとは許せない」と憤ります。
<カナロコ by 神奈川新聞 11/12 20:37配信より>
観賞用植物「ハオルシア」の盗難が全国で相次いでいるようです。
神奈川を中心に被害が出ているようですが、今後広域に拡大する可能性もあります。
育て方によって葉の文様が異なり、1つとして同じ固体はないというのもマニアの間で人気が出て高額になる要因かもしれません。
1株数百万円で取引されることもあるといいますから驚きです。
高額な植物と言えば、盆栽やコケなどが想像されますが、このハオルシアにも注目が集まりそうです。
一般的に注目が集まると、必然的にも犯罪者が関心を持ちます。
これは高値で売れる、需要がある、まだ警戒されていないから盗みやすいなど。
防犯カメラが設置されていた場所でも犯行が行われているようですから、防犯カメラの設置だけでなく、敷地内に防犯センサーを設置しその場で威嚇するなどの侵入者から物理的に防御する対策も講じるべきでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2016年12月 2日 20:16)