今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
狙われる「社員寮」 64歳男が空き巣繰り返す、余罪70件あり
神奈川県川崎市の社員寮で空き巣をしたとして64歳の男が逮捕されました。
男は社員寮ばかりを狙い、空き巣を繰り返していたとみられています。
警察によると、窃盗などの疑いで逮捕された男は去年11月、56歳の男性が住む川崎市の社員寮の部屋の窓ガラスを割って侵入し、現金約5000円を盗んだ疑いが持たれています。
男は、神奈川や埼玉で昼間に人がいなくなる社員寮ばかりを狙って空き巣を繰り返していたとみられ、「他にも70件ほどやった」などと供述しているという。
<日本テレビ系(NNN) 1/6(金) 13:49配信より>
社員寮は確かに昼間は無人になることが多いでしょう。
会社によりますが、普通は昼間は会社に移動し、夜仕事が終わると寮に戻ってくるという人がほとんどです。
勤務時間が異なったり、夜勤等シフト制をとっているところは別ですが、一般的な会社だと昼間は無防備になってしまいます。
また、これは勝手な想像かもしれませんが、社員寮で防犯対策がしっかりしているところは珍しいように思います。
どちらかと言うと、質素な部屋で、ほとんど家賃はいらず、会社が負担してくれるという印象があります。
建物や設備にお金を掛けてはいられないと考える経営者もいるのではないでしょうか。
建物の表札に○○社員寮などと掲げているところは危険かもしれません。
食堂がなかったり、管理人が不在で社員の部屋だけの寮などは昼間は無人ということで泥棒に狙われる可能性があります。
今回捕まった男も70件ほどやったと供述しているようにそれだけ犯行は成功し続けていたということになります。
寮をお持ちの経営者の方は、社員が安心して暮らせるように現状の分析と見直しが求められるでしょう。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年1月13日 18:20)