今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
貴金属店から指輪等660点盗難 5100万円以上の被害
諏訪市小和田南の貴金属店で昨年12月29日朝、店内にあった大量の貴金属類が盗まれているのが見つかりました。
被害について同店は、指輪やネックレス、ブローチなど660点余り、総額5100万円以上としています。
諏訪署が被害届を受理し、窃盗などの疑いで調べています。
経営者の男性(74)によると12月29日午前8時半ごろ、同店裏口の鉄製扉のガラス窓が割られているのを近所の人が見つけました。
店内の無施錠だったショーケースから全商品の9割以上に及ぶ貴金属が持ち去られていました。
現金約40万円が入った金庫やレジ、パソコンも無くなっていました。
店内には、侵入者が持ち込んだとみられるバールが残されていたという。
店内には防犯カメラはなく、裏口の扉は二重で内側の木製扉は蹴破られていました。
前日の28日午後7時に店を閉めた後は無人だったという。
<産経新聞 1/12(木) 7:55配信より>
貴金属店で商品660点が盗まれ5100万円もの被害になってしまいました。
お店の詳細は分かりませんが、防犯カメラは設置されておらず、商品のショーケースは無施錠、裏口の扉は二重ですが蹴破ることができる扉、という状況は5000万円もの価値がある商品を扱っているところにしては無防備過ぎたように思います。
これまでは何の被害に遭うこともなく無事に商売を行うことができていたのかもしれませんが、それは運がよかっただけなのかもしれません。
犯罪者にターゲットにされなかったという幸運です。
一度ターゲットになってしまえば、今回のようなすさまじい被害を被ってしまうこともあります。
9割以上の商品を失ったようですが、保険に入っていればまだ救われますが、どちらにしても業務を再開するのには時間が掛かります、
商品を仕入れるのはお金も時間も掛かります。
単純に5100万円という被害額だけでは収まらないでしょう。
最悪の場合はこのまま店を閉めるということも考えられます。
泥棒被害に遭う、その結果倒産という最悪のケースも想定した上で防犯対策に問題ないかを考えましょう。
対策に掛かる費用をケチった結果、最悪のケースになってしまえば後悔してもしきれません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年2月10日 15:58)