今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
東京 店舗にバールでこじ開ける手口相次ぐ
東京・世田谷区と調布市で、店がバールでこじ開けられる被害が3件相次ぎ、調布では金庫が盗まれたことから、警視庁は、60件以上相次いでいるバール窃盗事件との関連を調べています。
16日午前4時ごろ、世田谷区祖師谷のリサイクルショップで、男がシャッターをバールでこじ開けているのを通行人が発見し、また、同じ時間に近くの美容室でもシャッターがこじ開けられ、ガラスを割られました。
リサイクルショップで目撃した人は「バンバンバンって、たたいていた。痩せ形の男が白い車で乗りつけて、バールでたたいてた」と話しました。
また、午前4時40分ごろ、調布市の貴金属買い取り店にも、バールを持った3人組の男がいるのが目撃され、金庫が盗まれました。
東京と神奈川では、同様の事件が、2月から60件以上相次いでいて、警視庁は関連を調べています。
<6/16(金) 17:45配信 ホウドウキョクより>
バールでシャッターや扉をこじ開ける、窓ガラスを割って侵入する、これだけ技術が進歩した現代でもこのような原始的な侵入手口がとられ、そして60件以上も成功(被害に遭っています)しています。
これは防犯対策がまだまだ普及していないことを物語っています。
テレビや新聞等で最新の防犯対策、進化した防犯カメラなどが紹介されることが多々あり、実際に導入されているところが増えてきてはいるものの、最も数が多い店舗や事務所、一般住宅となると普及率はそれほど高くない地域があるということです。
泥棒によっては最新の防犯対策にも精通し、その対策を破るような手口をとる者もいますが、今回のような昔からとられている原始的な手口で犯行を続ける者もたくさんいます。
どちらの場合でも対応できるような臨機応変に作動する防犯対策や仕組みの導入が必要です。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年7月 7日 15:03)