今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
土蔵荒らし。民家から古美術250点。5000万円被害
長野県上伊那郡辰野町小野の民家の土蔵から掛け軸などの古美術品250点以上が盗まれたとの届け出が岡谷署にあったことが22日分かりました。
昨年10月下旬、民家と国道153号を挟んだ敷地にある土蔵の鍵が壊され、中に保管してあった掛け軸や刀剣、書画などがなくなっているのに家人が気付いたそうです。
盗まれた古美術品の中には「山岡鉄舟」(幕末、明治の政治家)、「勝海舟」(同)、「新井白石」(江戸中期の儒学者)との署名がある掛け軸が含まれるということで、申告による被害額は5000万円に上ります。
警察では一度に多数の古美術品が盗まれていることなどから複数犯による転売目的の犯行の可能性があるとみて捜査しています。
古美術・骨董品というのは、価格が明確でなく損害保険の対象には原則としてなりません。
保険の世界では、古くて価値がある・・・というのがなかなか評価されません。
土蔵荒らし・・。地方ではまだまだ土蔵がある家も多いのです。
土蔵は火災対策としては優秀だという話を聞いたことがあります。
昔ながらの土壁が中の物を守ったということでした。(実際にはどうなのかは?ですが)
しかし土蔵は対侵入という面では錠前しか付いていないことが多く不十分であると言えます。
先祖代々から引き継いだ「お宝」が盗まれてしまう・・ということはその家の方にとっては現金を盗まれる以上に辛いことだと思います。
やはり、盗まれてから対応するのではなく、未然に被害を防ぐための防犯機器の設置が必要です.
投稿者: スタッフ (2007年6月25日 09:51)