今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
コンビニのバイト 客の自動車税等112万円着服
大阪府堺市のコンビニエンスストアで、40代のアルバイトの男性従業員が客から預かった自動車税などの収納代行金26件、あわせて約112万円を着服していたことがわかりました。
ローソンによりますと、今月客から「支払ったはずなのに督促状が届いた」と連絡が入り発覚したということです。
男性従業員は支払いの際レジを通さず、客に渡す控えに店の受領印を押して手続きが完了したように装っていたということです。
男性従業員は社内調査で着服を認めているということで、ローソンは従業員を解雇し業務上横領の疑いで警察に被害届を出しています。
<7/20(木) 19:32配信 毎日放送より>
コンビニで支払い処理を行った際、客が支払った料金を着服していた男が逮捕されました。
レジを通さず、客に渡す控えに店の受領印を押していたということですが、レシートは発行していなかったのでしょう。
ただ、客としては払ったことは間違いがなく、コンビニの受領印を押した書類は残る訳ですから支払先から催促されるとすぐに発覚します。
その件数が多いほどどこのコンビニで支払い手続がされたからもすぐに分かるでしょうから犯人の特定もできます。
冷静に考えれば捕まらずに済むはずがないのですが、一回あたり数万円の現金をみてよからぬ考えが浮かび、そして実行してしまったのかもしれません。
被害者側が防犯対策として、防犯カメラを増やしたり、店員を増やしてダブルチェックをすることも効果がありますが、このような手口で犯行を行っても捕まってしまうということを世間に広く知らしめることも必要でしょう。
これをやったら必ず捕まる、すぐには捕まらなくてもこのルートで発覚する、ということを徹底させれば、仮に盗みたいという欲望が出てきても捕まるという未来の絵がイメージされれば犯行を思い留まる、抑止力となるのではないでしょうか。
両面での対策が進めば、トータルとして犯罪件数減少につながると思います。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年8月18日 14:10)