今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
たばこ自販機丸ごと盗難
たばこの自動販売機を丸ごと盗んだ窃盗の疑いで、住所不詳、自称建設業の男(38)が逮捕されました。男は容疑を認めているようです。
自販機を固定する床のボルトが外されてトラックに積まれていたことから、共犯がいるとみて調べています。
調べでは、男は23日午前0時15分ごろ、福岡県飯塚市楽市で、建物の前に設置されたたばこ自販機1台(約60万円相当)を盗んだ疑いです。
現金約5万円とたばこ600箱(約18万8000円)が入っていました。
現場近くの住民から110番通報があり、パトカーが急行。逃走するトラックを停車させ、道交法違反(信号無視)の疑いで逮捕しました。
自販機内の商品や現金が盗難被害に遭った場合、多くても20〜30万円程でしょうか。
そんなに高額の商品や大金が入っていることはないでしょうが、自動販売機本体の被害が痛いですね。
全国的に自動販売機が損傷したり、中の商品や現金が盗まれる事故は実際に多いようです。
その被害を保険で補償できればいいのですが、あまりにも事故が多く、保険会社も引き受けを拒否したり、高い保険料でしか引き受けないなどの制約が加えられることもあるようです。
屋外や半屋外に、現金や商品が入った自動販売機を剥き出しの状態で置いているわけですから、確かに安全とは言えません。
防犯監視カメラを設置するなど、何らかの防犯対策を行った方がよいのですが、商品を買う為にお客さんが近づくことも考えられますから対策が難しいですね。
日本は人口に対する自動販売機設置台数が世界一のようです。(ちなみに台数そのものはアメリカが1位です。)
これは日本がとても治安の良い国だからであって、先進国を含む他国では、自動販売機だけがポツンと設置されているようなことはまずないようです。
今回の事件のように、販売機ごと盗まれたり、破壊されて中身を盗まれてしまうためです。
日本は安全だから大丈夫、と高をくくっていると、いつか外国のような治安状況になった時に被害に遭ってしまう恐れもあります。
投稿者: スタッフ (2007年6月26日 09:05)