今日巷で話題の犯罪について防犯のプロが語る
運送会社の社員 配達先で現金盗む
佐川急便の社員の男が配達先で、現金1万円を盗んだ疑いで逮捕されました。
佐川急便仙台営業所の社員の男(30)は今年9月、配達先の仙台市内のネイルサロンで、経営者の女性の財布に入っていた現金1万円を盗んだ疑いが持たれています。
男は容疑を認めて「同じ店で数回、盗んだ」と話しているということです。
警察は男が配達を装って店内に入り、同じ手口で窃盗をしていた可能性があるとみて調べています。
<11/7(火) 18:44配信 テレ朝 newsより>
アマゾンとヤマト運輸の荷物配達の件で、運賃値上げや社員の給料値上げに留まらず、他の運送会社の運賃値上げ等にまで影響を及ぼしていますが、佐川急便の社員が配達先で現金を盗んだという事件です。
荷物の配達時は別ですが、荷物の集荷時は集荷先の家や事務所、店舗の敷地内を自由に移動できることが多いと思います。関係者以外が立ち入れない場所まで集荷のために入ってくることを許している会社も多いと思います。
そこで知り得た情報は悪用しないというのが双方の暗黙の了解、お互いを信用してのことだと思います。
それが犯罪に発展してしまうと根本から崩れてしまいます。
運送会社にとってはかけがえない、簡単にお金に換えることができない信用や信頼を一気に失ってしまいます。
それは数万円、数十万円という被害額とは桁違いの損害となってしまいます。
そのことは運送会社側もしっかりと認識しなければなりません。その上で社員教育等を行うべきでしょう。
どのようなことがあっても依頼先の情報を漏らしてはいけない、金品を盗むなどもってのほか、ということを徹底させなければなりません。
投稿者: 総合防犯設備士 (2017年12月15日 14:07)